一昨日、待ちに待った工房引き渡しとなりました。
今までは家で開業準備していましたが、今後は工房でやることが目白押しです。
今週は蒜山は雪が積もったそうで、ここ勝山でもチラホラと雪が舞い始め、慌ててスタッドレスタイヤに履きかえました。
あまりの寒さに石油ストーブを導入。
コロナのレトロなストーブは可愛くてあったかい!
吹き抜けに取り付けたシーリングファンを回すと、温かい空気が回って足もとまで温まります。
工房の製造室の木製棚とキャビネットを神戸のIKEAで買ってきたので組み立て。
キャビネットの色が黒で工房に合わないのでペンキ塗り。
息子もペンキ塗りを手伝ってくれました。
組み立て自体は難しくなかったのですが、木の表面の仕上げが粗くガビガビしていたので、ヤスリがけと蜜ロウワックスを塗るのに時間がかかりました。
他の作業もしながら、およそ2日かけてなんとか完成。
IKEAの家具は買うときは安いけど、その後にこうしてかかる時間を考えると、事業開始時には善し悪しだなぁと思う。
工房の外は、これから雪が降るので春になるまで木が植えられず、外観が少し寂しいので、ワンポイントで目を引くように可愛いポストを取り付けました。
bobiポストのボルドーは本当にいい色!
春になってこのポストの周囲に花や木を植えるのが楽しみです。
そして、引き渡し前日にこれからどんどん家具を運び込むので、無垢材の床に蜜ろうワックス塗りをしました。
最初は私とパートナーのmiyukiちゃんで行う予定でしたが、MATSURIKAのユニフォームエプロンを作ってくれた仕立屋 P’s-peasのあきこさんが助っ人に来てくれました!
ありがた〜い(涙)
使ったワックスは、写真の「未晒し蜜ロウワックス」。
今まで蜜蝋ワックスは他社のは使ったことがあるのですが、こちらのは伸びが良くツヤが出て塗りやすかったです。
写真の左側がワックス塗布した後の色。
ヒノキの床が深みを増した光沢のある色になってエゴマ油と蜜ロウのいい香り。
木の表面がすべすべで思わず寝ころびたくなります。
小さな工房なので半日で作業は終了しました。
そして、翌日の引き渡し日。
工房の鍵をいただいて、いよいよこれからだと感無量でした。
さっそく施工会社さんが、倉庫に預かってくれていた備品や家具を3人がかりで搬入してくださいました。
市内の取り壊しになる建物で廃棄する予定の古いロッカーや机や棚などをいただけたので、本当にありがたいです。
こちらは化粧品製造業の許可を得るために必須のロッカー。
錆びて鍵も回らなくなっていたので、ペンキ塗りしてメンテナンス。
自然塗料のバターミルクペイントでマットなクリーム色に可愛く変身しました。
そして今回いただいた中古品の中で一番お気に入りはこの机とイス。
木製の机はかなりの年代物で古びていますが天板が広く、パソコンやプリンターや電話を置いても広々と使えそうです。
工房の基礎を作っている頃に、この机を選んだので
「大きすぎて入らなかったらどうしよう」とか、
「デザインが合わなかったらどうしよう」とドキドキでしたが、置いてみたらまるで最初からここにあったみたいに馴染んで嬉しくなってしまいました。
事業を始めるのに少しでもお金がかからないようにと、地域の方からこうして使えそうなものを貰い、工房ができるまで預かってもらいトラックで運んでもらったり、壁塗りやワックス塗りを友人達に手伝ってもらったり、もうもう感謝しかありません。
お陰で住みたいくらい素敵な空間になってきましたが、化粧品製造業・販売業を取得するためには住居と明確に分けることと薬機法(旧薬事法)で規定されているので、住むわけにはいかないのです。
家の引っ越しと違って、イチから何もかも揃えなくてはならないので大変ですが、これからも事業開始に向けて一歩ずつ準備を進めていきたいと思います。