MATSURIKA SAVON Labo(工房)の工事は日に日に速いペースで進んでいます。
先日は木目の窓枠が入り、なんだか急にお家っぽくなってきました。
そして壁も次々と貼られていきます。
本当はサイディングではなく、土壁や漆喰など味のある塗り壁にしたかったのですが、予算の関係でどうしても、どうしても無理でした(TT)
小さい坪数とは言え、基礎から工事して、さらに岡山県の医薬安全課が指定する複数の水回りの設置など特別な工事もあれこれお願いしているので、最低限の施工の見積もりでさえ目がチカチカするような単位でお金がかかってしまいます。
一番安くするには、外壁はサイディング、室内の壁はオールクロス張りに合板のフローリングにしたら費用は安価に抑えられるのでしょうけど・・・。
しかしながら私自身が、昔新築の家に住んだときにシックハウスの症状が出て、今もクロスの接着剤の匂いなどで頭痛がしてしまうこと。
そして、化学物質を一切入れないピュアでオーガニックな石けんを作る場所ですから室内の空気をきれいにしたい、できるだけ化学物質はなくしたい。
そんな理由から、工房は外装の費用を抑えて、内装だけはできるだけ自然素材にこだわってもらうようにお願いしました。
この写真は、天井を貼ってもらっている様子です。
天井が高く木のいい香りがします。
屋根を少し高めにして、事務室の上にロフトを作ってもらっています。。
一応ロフトは物置の予定なのですが、屋根裏を見た息子が目を輝かせて「僕のお部屋!」と勝手に決めて狙われています(笑)
内装は漆喰や無垢の木で仕上げる予定で、クロスは一切使用しません。
今は、床を貼る前の下地が貼られているところです。
真庭産のヒノキの無垢材で床を貼ったら、自分達で蜜ろうワックスも塗るつもりです。
建物のデザインをデザイナーさんにお願いすると、とても高くなってしまうので、施工会社の担当さんとあれこれ打ち合わせしながら、最初の図面を描くところからなるべく自分でするようにしています。
図面だけでなく、限られた予算の中で、ドア、窓、床材、塗料、照明、便器や蛇口やシンクにいたるまで、決めることが多すぎて頭がクラクラします。
(先日は照明を決めるために岡山市のAXCISさんにお邪魔してきました。)
もともと私自身建築デザインに関してさほど興味がなかったということもあり、施工が進んでから、
「あー!ここの見た目がぁ〜・・・もっとこうしておけば良かった(TT)」
と、気がつくことも多々あります。
でも、見た目や自然素材にこだわる=お金がかかる・・・。
何より一番大事なことは、工房として使いやすく、県の医薬安全課の化粧品製造業と化粧品製造販売業の許可がきちんと通ること。
そして、なるべく建築費を抑えて操業時の運転資金に余力を持つこと。
一日も早く創業をスタートすること。
ショップではなく、ここは工房だからあまり見た目にこだわらないこと。
夫に言われた言葉を、何度も自分に言い聞かせながらも、気がつくとつい言いたくなってしまう・・・現場監督さんや大工さんにそんな私のワガママを聞いてもらいながら工事を進めていただき本当に感謝・感謝の日々です。
来月の中旬頃には、自分達で室内の漆喰を塗ろうと思っています。
この無垢の木の空間に真っ白な漆喰が塗られたらどんな風になるか、その日が楽しみでなりません。