こんにちは、いつも気まぐれな更新のブログにお付き合いいただきありがとうございます。
最近、各地で地震があり落ち着かない日々ですね。
今日も、17時頃工房で仕事をしていたときに、直下からズシンと響くような揺れがありました。
広島北部の震度4で真庭市では震度2くらいだったのですが、私は東日本大震災以来、かなりの地震恐怖症なので、これくらいの揺れでもドキドキしてしまいます。
先日の大阪の地震もとても怖かったと思います。
被害を受けた方々に一日も早く笑顔が戻りますように。
さて、まずはお知らせです。
ようやく、箱なしのご自宅用石けんとトライアルサイズの石けんをネットショップで販売スタートしました。
トライアルサイズの石けん3種類は、今回思い切って初回限定送料無料にしましたので、どの石けんがいいかなぁと迷っている方はこの機会にぜひお試しくださいね。
箱なしのご自宅用石けんは、MATSURIKAの会員に登録するだけで、レギュラー、ゴールドなどの会員ステージごとに、一般表示価格の2割〜3割割引きした会員特別価格で購入できます。
ご自宅用でもぴっちり真空包装して、ロゴのシールを貼った石けんはとてもきれいです。
既に、美容業界の方や、超敏感肌のお客様から支持していただき、本当にありがたいです。
気になる方はこちらのMATSURIKAのWEBショップ→☆をチェックしてみてくださいね!
そして、今日は仕事と子どもと過ごす時間について少し書きたいと思います。
最近の息子は小学3年生になり、習い事がある日以外は、下校班で直接工房に帰ってきます。
私の横で宿題をしたり、時にはこうしてお茶を淹れてくれたりします。
こんな時間を子どもと過ごせるだけでも、かつて通勤に片道1時間かけて帰りがいつも夜7時過ぎになっていた教員時代とはぜんぜん違うなぁと思うのです。
工房を建てる場所を決める際に子どもの小学校から徒歩圏内が絶対条件だったので、私が仕事をしながらでも「ただいまー」と元気な顔を見ると安心します。
逆に学校で嫌なことがあったりすると不機嫌だったりするので「何かあった?」とすぐに話を聞くことができます。
お腹空いたとか、話聞いて聞いてモードだったりするので、息子が帰ってきてからの時間は仕事にならないことが多々あります。
でも、なかなかこちらが見てないと宿題しなかったりで、私もやりかけの仕事に集中できないとイライラしてしまうので、なるべくそうした仕事は子どもが帰ってくるまでに済ませるようにしています。
そして、もうひとつ、嬉しい反面大変になってきたのは、息子が1年以上前に近所の友だちに教わって始めた将棋のこと。
息子はもともとの性格が大の負けず嫌いということもあり、将棋教室に通い始めたらメキメキと力をつけて、最近は県内の大きな大会に出ることもしばしばあり、親としてもその急成長ぶりに驚くばかりです。
息子は「将棋の勉強したいから学童をやめる。ボクは本気でプロ棋士目指すから!」
と小2の時点で私に宣言したくらい、将棋が好きで好きで、いつも対局相手を求めるようになり、勝山の将棋教室だけでなくもっと多くの対局相手のいるところへ行った方が良いと判断し、毎週のように勝山から車で40分以上かかる津山市の将棋教室に昨年の夏から通い始めました。
その他にも、大会のため倉敷など遠方への送迎ワンオペで仕事をしながらなので送迎だけでもなかなか大変です。
息子と一緒に将棋を始めたので私もすっかり詳しくなり、最初の頃はよく一緒に勉強したり一緒に指したりしていました。
今は息子が強すぎて、まったく対局相手にはなりませんが(^^;;
私もちょっとかじってみたら将棋が面白くなり、息子の大会の観戦をするのはいつも楽しみです。
幸いなことに、将棋の良い先生方に恵まれて、夜もネットで指導対局していただいたり、時には大会の送迎をしていただいたり、こうして助けていただいてるお陰で今があります。
ただ、そうした子どもへの時間ばかり割いていると、石けんの事業は当然スピード感のある仕事はできないわけで、お客様をお待たせしてしまったり、家事が山積みになってしまったり、よく自分自身でジレンマに陥って鬱々としてしまうこともあります。
先日も息子が工房の裏の砂利だらけの土地に畑を作りたいと突然言い出し、週末を費やしてつきあったりして、
「週末は工房で石けんの撮影するはずだったのに、何でホームセンターで道具とか苗とか買ってきているんだ私!?」
と思う私と、
「息子が畑をやりたいと来年は言わないかもしれないから、今付き合わなくては!!」
と思ったり、こんな風に仕事と子育ての狭間でいつも葛藤しています。
石けんの事業もやっと販売を始めたばかりで、まだまだ初年度にやらなければならいことが山積みで、新作石けんも早く販売したいのに日々もがいて結果が出ない日々。
息子は私が関心を持って見守っていると頑張るタイプなのですが、私が仕事にばかり集中していると、気を引くようにネット対局で連敗してかんしゃくを起こして大泣き大荒れしたりするので、まだまだ低学年、手をかけてあげなきゃいけないなぁとその度に痛感するのです。
そんな時、偶然見つけた心に響く言葉。
囲碁棋士の李昌鎬さんの自伝より
「才能とは、家族の関心と愛を糧に育つ木である」
本当に本当にそう思う。
放っておいて育つものではない。
目をかけ手をかけてあげなきゃいけない。
仕事はもちろん大事ですが、一番ではない。
仕事は最悪私がいなくても、石けんの製造体制やWEBショップなどが、ある程度はスタッフで回るように、今後に向けて今一生懸命システム作りをしています。
学校からも自宅からも近くて、子どもが遊べる自然がすぐ側にある、通勤時間もない。
こんな恵まれた環境だからこそ仕事と母親業を両立するモデルを作りたい。
だから、工房での製造、卸とWEBショップに専念して、工房直売日などの特別な日以外は店舗を開かない。
「土日にお店を開いてくれたらいいのに」
とお客様からご要望をいただくこともあるのですがそうした事情により、ご希望に添えなくてごめんなさい。
息子にとってのお母さんは私しかいないのだから。
以前住んでいた場所で息子の体調が悪くなって、子どものために母子で空気と水がきれいな真庭まで来たのだから、原点を忘れてはいけないと日々思うのです。
きっとこうして子どもに手がかかるのもあと数年だから後悔したくないのです。
やんちゃで言うこと聞かなくて、本当に何をするにも手がかかる息子なのですが、支えてくださっている学校の先生や将棋の先生、遠くから応援してくれている家族、事業を一緒にしてくれているmiyukiちゃん、最近工房に手伝いに来てくれるようになったakikoさん、仕事で陰ながら支えてくださっている方々、地域の皆さんに支えてもらって本当に感謝しかありません。
そんなこんなでWEBショップのリニューアルや新作石けんの発売など、遅々として進まないのですが、一歩一歩前に進んでいるので、これからも気長に見守ってやってくださいね。
これからも葛藤したり悩んだりしながら私なりの子育てと仕事の両立を模索していけたらなぁと思っています。