固形石けんをシャンプーに選ぶ理由

最近、MATSURIKAの石けんを洗顔だけでなくシャンプー用としても、購入してくださるお客様が増えてきました。
シャンプーに使うと良いという口コミから、BELCYというサイトで「固形石鹸シャンプーランキングTOP15」にてMATSURIKA SAVONのピュアベビーソープが、1位にランキングされていたとのこと。
本当にありがたいです!

シャンプーというとまず液体を想像しますが、最近は敏感肌で頭皮のかゆみやフケにお悩みの方から、頭皮や髪のコンディションが良くなるとMATSURIKAの固形石けんをお選びいただいています。

なぜわざわざぜ固形石けんなのか?

私たちが、あえて固形のMATSURIKA SAVONをシャンプーに選ぶ理由は、以下の理由です。

【1】市販のシャンプーよりしっかり落としながらも髪や頭皮にやさしい
【2】石けんに含まれる上質なオイルで髪のハリが出てツヤツヤふわふわに
【2】ボトル類などの容器が必要ないのでお風呂場がすっきり片付く
【3】リンスもトリートメントも不要で石けん1個だけでシンプルケア

市販の液体石けんやシャンプーの7〜8割は水と言われています。
液状なので、頭皮に行き渡らせやすく使いやすいというメリットはあります。

しかしながら、ボトルに詰め替えならいいのですが、使い捨て容器は近年は海洋プラゴミ問題が深刻化している現状で、できることならシンプルな生活にシフトしていきたい。

固形石けんは例えるならば、カルピスの原液みたいなもの。
昔はどこの家庭にも茶色い瓶入りのカルピスの原液が置いてありました。
その原液を氷水で薄めるとカルピスウォーターになる。

市販の固形石けんがカルピスの原液だとしたら、液体石鹸やシャンプーはそこに水を加えたカルピスウォーターのようなものです。

固形石けんも水で薄めると石けん液になります。
水分を加えて、その石けん液を泡立てて顔を洗ったり、もちろんシャンプーにも使えます。
石けんは洗浄成分をギュッと濃縮した固形の塊なので、持ち運びもとてもコンパクト。

だから旅行や温泉に行く時にケースに入れた石けん1個で済むので、メイク落としのジェルも不要、シャンプーやリンスの詰め替えなどもなくとてもシンプルでご機嫌です。

私はいつも近くの温泉に出かける時は、ぶなのキャリアケースに入れた石けんと化粧水の瓶だけです。
(化粧水さえよく忘れるズボラケアですが、美容液のような石けんで洗うのでつっぱりません)

写真はぶなの石けんキャリアケース→☆と水に強いヒマラヤンネトルのポーチ→☆。

一般的なシャンプーは合成界面活性剤が入っているので少量でもよく泡立ちますが、よく川や水路に泡が消えずに流れているように、自然界でなかなか分解されません。

それに対し、石けんは汚れが多いとすぐに泡が消えてしまう。
でもそれは川に流れても生分解されやすく、石けんは環境に負荷をかけにくいということです。

石けんシャンプーを試されてみたい方は、少しコツがいりますので以下の手順でされてみるのがおすすめです。

1.シャンプー前に髪をブラシでとかす
2.頭皮まで充分にシャワーで濡らし、最初お湯だけで髪と頭皮を丁寧に洗う
3.濡れた髪に石けんを塗りつけると、髪の長さによっては、石けんの減りが早くなるので
一度、洗面器にほんの少しお湯を入れて、濃い石けん液を作るつもりで石けんを手で溶かし頭皮に流しかける。
(使う適量が分かってきたら、固形の石けんを塗れた髪(頭皮)に直接なでつけてもOKです)
4.指先で頭皮をマッサージするようによく洗う。
(この時、泡立たないからと石けんのつけすぎに注意する)
5.髪は石けん成分を泡立てるようなイメージで洗う。
(髪は頭皮ほど汚れていないので泡立たなくても大丈夫です)
6.よくシャワーで洗い流す。

ここまでは石けんシャンプーのやり方で、MATSURIKAの石けんはリンスがいらないというお声をよく聞くのですが、もしも髪のごわつきが気になるようでしたらこの後、お酢リンスも試されてみてください。

お酢リンスは弱アルカリ性の石けんで洗うと髪のキューティクルが開いてしまい、ごわつきを感じることがあるので、酸性のお酢で中和してキューティクルを閉じさせるのが目的です。

洗面器一杯分のお湯に、酢を大さじ1程度加えてよく混ぜて、少しずつ流しかけるか、髪の毛を洗面器にひたします。

お酢のにおいが気になる方は、アップルビネガーやハーブビネガーもおすすめです。
最後にお酢リンスが髪に残らないように充分にシャワーで洗い流してください。

よく洗髪というと髪を洗うイメージですが、実は髪の毛はそれほど汚れていなくて、汚れているのは頭皮なのです。
ですから、頭皮を健康にすると生える髪も段々と変わってきます。

ただ、初めて石けんでシャンプーすると、髪がベタついたりごわつく、泡立たないという話をよく聞きます。
これは、今までお使いの一般的な液体シャンプーやリンスに含まれる合成界面活性剤やシリコンなどの化学物質が頭皮や髪に蓄積して残っている可能性があります。
そうした化学物質がなくなるまでは、ごわつく、パサつく、ベトつくというのは、蓄積している化学物質が抜けるまでに時間がかかるのですが、根気よく使うと、ある日急に泡立つようになり、髪もツヤツヤふわふわになり、からまなくなるというのが、私が石けんシャンプーに切り替えた方達からよく聞くお話です。
その期間は人によって差があるのですが、2週間〜数ヶ月はかかるかもしれません。

それは頭皮にとっては、化学肥料を使っていた畑から急に有機無農薬栽培に切り替えたくらいの変化なので、土壌が健康になるまでは、時間がかかるのと同じです。

髪の痛みがあり、キューティクルが開いてしまっている人は、そこに固形石けんが入り込み、石けんの減りが早かったり、べたつきや石けんカスがつきやすいというお話も聞きます。
そういう場合は、いきなり固形石けんではなく、液体の石けんシャンプーから始めるのも良いかと思います。

MATSURIKA SAVONを使われたお客様で、今までシャンプーから流れ落ちていた泡が原因の背中の吹き出物が出なくなったり、フケや痒みが出なくなり、髪がツルツルになったというお声をたくさんいただいていますので、もしも固形石けんでのシャンプーが気になっている方がいらしたら、ぜひお試しになってくださいね。

MATSURIKAのどの石けんもおすすめですが、特に人気があるのは、ピュアベビーソープ→☆
他にも酒かす椿→☆も、髪に良い椿オイルをたっぷり配合しているので、髪の毛がしっとり落ち着くとファンの多い石けんです。
藍で色づけしたジャパンブルーの模様が美しいです。

石けんを製造している私たちもシャンプーにMATSURIKAの石けんを使っているのですが、一番のお気に入りはヤマブドウ奥出雲ローズ

奥出雲ローズ石けんとヤマブドウ石けんはマカダミアナッツオイルがたっぷり含まれているので、洗い上がりの髪がツヤツヤになるのです。

先日はトライアル石けんセットをご使用のお客様からこんなご感想をいただきました。

半年ほど前から急に、今まで使っていたシャンプーが合わなくなり、髪を洗うたびに手のひらが真っ赤になって痒くなるのに困っていました。
っけん素地のみというせっけんも使ってみましたが、今度は洗浄力が強すぎるのか、手荒れしてしまて・・・。

たまたまHPでこちらのせっけんを見つけ、お願いしましたが、どのせっけんも姿よし、香りよし!
トライアルサイズなのに通常サイズと同様のデザインが可愛らしくて、どのせっけんも楽しみました。
そしてなにより、まったく手が赤くならず痒みが出ないのです。泡切れもいいので、流すのも簡単ですし、特に酒かすせっけんは、顔だけじゃなくて髪もこれ1個ですっきり・しっとり。
一応お酢も用意していたけど、使わなくても大丈夫で(ロングヘアなのに!)、せっけんなのに髪きしまないの?とお風呂場でびっくりしました。
酒かすせっけんを使いつつ、また徐々にほかのせっけんも試したいと思います。

こうした、お声をいただくのが私たちの何よりの励みになっています。

お客様から、石けんについて
「顔に使えますか?」
「手や体にも洗えますか?」
「髪にも使えますか?」
と本当によく聞かれるのですが、よくよく考えると頭皮も顔も体も皮一枚でつながっているので、使えるのは当たり前なのですが、世の中に「○○用」という製品が多すぎるのですよね。

私たちの生活の中で、○○用・○○用などの洗剤類って、本当はもっと減らせるものがたくさんある。
アイテムを減らしていけると経済的だし、何よりシンプルで美しいですよね。

MATSURIKA SAVONは、使う人それぞれの肌質・髪質に合うように、すべてオイル配合の違う石けんのラインアップになっています。
ローズや、クロモジ、ひのきや、ラベンダーなど本物の植物の香りに包まれながらのお風呂タイムは一日の疲れを癒やす幸せなひととき。
あなたにぴったりの石けんを見つけるのに、まずはトライアルセット→☆からお試しになってみてくださいね。

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