自然歯科への通院と深い気づき

最近は工房や石けんのことばかりのブログだったので、今回はプライベートのことを書きたいと思います。

私はもともと医者いらずで、何か調子が悪くなっても元養護教諭なので、食事やお手当など自分でなんでもケアしてしまうのですが、ひとつ弱点があって、それが歯のこと。

ストレスが高まると歯を食いしばってしまう癖があり、特に寝ている間がひどいのです。
朝起きると顎が疲れているのが分かるくらい、無意識にギリギリやってしまうのです。

歯を食いしばったときの奥歯にかかる力は、個人差はありますが50キロ近いと言われています。
日々そうした食いしばりが続くと負担がかかってしまった歯に目に見えない亀裂ができ、そこから弱って虫歯や歯周病となることがあります。

歯みがきしなくてもぜんぜん虫歯にならない人や、徹底的に歯みがきしても次々と虫歯ができる人の違いは、口腔内の虫歯菌だけでなく、そうした要因もあるのです。

私も過去に何度か、歯が悲鳴をあげたことがあり、それはもう夜も眠れずに七転八倒するほどひどい痛みの時もありました。しかもそれも必ず精神的なストレスがピークの時でした。
身体の疲れはしっかり寝てきちんとしたものを食べれば、なんとかなるのですが精神的なものは一朝一夕にはいきませんね。

そんな時に、以前お世話になったのが自然歯科の松村先生。
震災前は東京で開業されていたのですが、今は愛媛県の松山市に移転されています。
単に、悪いところを削るのではなく、身体全体のバランスを見ながら噛み合わせの調整や、歯が再生するための最小限の治療を行ってくれます。
そんな治療をしてくれる歯科医院はなかなかないので、患者さんは飛行機に乗って全国から訪れます。

今回も、化粧品製造業の許認可取得までが何かと負担だったり、1年前から抱えていたものがいろいろあったり、食いしばることが多かったようで、しばしば歯が痛むようになっていました。
自然歯科に行きたいけれど、平日は仕事で休日は息子の将棋教室や家のことで埋まっているし、何より岡山県北から愛媛県まで、長時間ドライブが苦手な息子を乗せて一人で運転する勇気が出ずに、痛みをだましだまし過ごしていました。

私が痛みで頬を手でおさえる度に、息子が心配してくれて、
先日突然、
「ねぇママ!歯医者に行こうよ」
と言ってくれました。

「でもね、ママの行きたい歯医者さんは愛媛県だから車で行ってもすごく遠いんだよ。
パパは当分こっちに来れないし、ママの歯医者さんにまるまる一日付き合うのふーちゃん大変でしょ?」
と伝えたら

「前にパパと愛媛に行った時の歯医者さんでしょ!
ボクは車の中で将棋の勉強するから大丈夫だし、ママの治療の間も待ってるよ。
だから一緒に行こうよ。」
と力強く言ってくれました。

普段は自分のことばかりのワガママ息子なのですが、いつの間にか私の体調を察するまでに成長してくれるものなのですね。
息子のやさしい言葉に思わずうるっときてしまいました。

迷ったのですが、化粧品製造業・製造販売業の許認可を取得して、これからますます忙しくなるので、やはりしっかりメンテナンスしようと、息子の言葉に背中を押されて、久しぶりに歯科治療を予約しました。

早朝に家を出て一路南へ高速をひた走ります。

瀬戸大橋からの景色が絶景。
天気も良く最高のドライブ日和でした。

瀬戸内海に隔てられている本州と四国を大きな大きな橋で繋ぎ、こうして岡山県北から愛媛まで日帰りできてしまうって、すごいことだなぁって通る度に思うのです。

一人で運転する距離は今まで、大阪までの往復5時間が最長距離だったので、更に遠いところへ、子連れで運転の交代できる人がいないのは、やや不安だったのですが、途中休憩を入れながら片道3時間半くらいで松山まで行くことができました。

無事に松山市の自然歯科へ。

普通の歯医者さんって、何ヶ月も通院するのですが、この歯医者さんは1回ですべて治療を行ってくれるのです。
今回私は1年8ヶ月ぶり。
レントゲンとか投薬とか余計なことは一切しないので保険診療なしですが、一度行くと何年も通院しなくて大丈夫で、治療後に全身状態がとても良くなるので私は高いとは思いません。

院長の松村先生は、こわもてでとても早口で一見とっつきにくい先生ですが、少ない時間の中で患者さんにたくさんのことを伝えたいという熱い思いが伝わってくるので、私はこんな愛のあるプロフェッショナルな先生をとても信頼しています。

今回もやはり私の歯のくいしばりが強く、負担がかかった歯に亀裂が入りそこから虫歯になっていました。
びっくりしたのは、その虫歯になった歯を先生がピンセットで押すとグラグラ動くほど弱っていたこと。

そのぐらつく歯の力が集中していた箇所をほんの少し削り、周囲のしっかり支えてくれる歯に力を逃がすように調整してもらいました。
今まで、歯の食いしばりを一点で受けて弱っていた歯はこれで楽になり、虫歯の部分は最小限削り、歯を再生を促す特殊な詰め物をしていただきました。
息子も一緒に診ていただき、何も心配なしと太鼓判をいただきました。

後は先生から心の在り方についてもアドバイスをいただきました。
ストレスを溜めないようにするのが一番なのですが、ワンオペ育児で事業まで始めてしまったので、「いつも笑って過ごす・・・」と言うわけにはいきませんが、がんばりすぎないようにしなくちゃですね。

その後は、歴史マンガやお城が大好きな息子と松山城へ。

お城のある山頂までのリフトに大はしゃぎ。

ちょうど梅の花が咲き始め、真っ青な空にお城が映えてとてもきれいでした。

戦国時代大好きな息子があれこれ小ネタを説明してくれる。
ここが鉄砲の穴でこの穴が石落としだよーとか、これは徳川の家紋だよとか、やっぱりこういうの好きなの男の子だなぁ。


天守閣に上がる途中の城内で、鎧を自由に試着できるコーナーがあって息子は大はしゃぎ。
海外の観光客の方などに試着が大人気で長蛇の列だったのですが、
「井伊直政みたいな赤備えの鎧がどうしても着たい!」
と辛抱強く順番を待って、身長が縮むんじゃないの!?
というくらい重い鎧を着せてあげたら大喜びでした。


天守閣からの松山の眺めは遠くに山や海が臨めて素晴らしかったです。

運転は疲れたけど、歯を根本治療していただいたお陰で断続的に続いていた痛みも嘘みたいに消え、松山城も堪能したし久しぶりに親子で充実の休日でした。

その日の夕食の際にびっくりしたこと。
香川でうどんを食べた際に、治療した歯の根元についていた歯石が突然ごろっと取れたのです。

「歯石は弱っている歯を支えるためにできる」
とおっしゃっていた松村先生の言葉通り、治療で周囲に力を逃がして弱っていた歯は自由になったので、ほとんど力を加えていないのに歯石はその役目を終えたかのようにきれいに取れてくれました。

なんだか、その弱っていた歯が自分自身のように思えて、
「ああ、頼っていいんだ。楽になっていいんだ」
と大きな気づきの瞬間でした。

こうして治療と共に大きな気づきをくださった松村先生に心より感謝。

そして私が苦しいときに「歯医者に行こうよ!」と言ってくれた息子に、本当にありがとう。

「愛媛まで運転なんか遠いから無理」と自分でブロックしてしまうのではなく、一歩踏み出すって大事ですね。

歯や健康に関する情報は、どれが正しいとか一概には言えないくらい、たくさんの情報が溢れていますが、この投稿がピンとくる方に届きますように。

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