新商品発表会と祝う会を終えて

2018年3月13日、MATSURIKAの記者発表会と真庭の石けん誕生を祝う会、そして工房見学会を行いました。

本当はもっと早くブログを書きたかったのですが、ここ2日間くらい、燃え尽き症候群で頭が回らなくてボーッとしてしまって・・・。
そのくらい、私にとって自分の限界と思っていたキャパを遙かに超える仕事をした日々でもあり、多くの仲間と、たくさんの人達に支えてもらっていることを改めて痛感した日々でもありました。

記者発表会のためにプレスリリースを作らなくてはならないのですが、そもそもプレスリリースってもの自体よく分からない私を手厚くサポートしてくださったのがとある紹介で出会ったPRコーディネーターの竹内いづみさん。

竹内さんは元テレビ局や広告代理店で数々のヒット商品を手がけてきたPRの専門家で、パワフルで思いが熱く素敵な女性。
マツリカの石けんを高く評価してくださって、お互い仕事をする女性として意気投合して、今回、素晴らしいサポートをしていただきました。

当初、記者発表会と祝う会を地元でやりたいと、竹内さんにお話ししたときに、記者さん達は県北までなかなか来ないから岡山市などの都市部でやったほうが・・・とアドバイスを受けたのですが、私はどうしても、私と息子がお世話になった勝山でやりたかったのです。
竹内さんも「それなら工房見学会も入れたら魅力的なプランになる」とアイデアを出してくださって、当初の願い通り、勝山で行うことになりました。

日の光が優しく差し込む、もと醤油蔵を改装した、文化往来館ひしおの雰囲気が大好きで、この場所を会場として使わせていただきました。
事前打ち合わせや前日準備に入らせていただき、ひしおのTさん、はじめスタッフの皆さんありがとうございました!

3月13日は眩しいくらいの晴天。
まずは午前11時から工房で記者発表会スタート。

報道関係者向けに、寝ずに作ったプレゼン。
なんとか間に合いました。

プレゼンの後は写真撮影。たくさんのカメラの前で緊張して笑顔が引きつりました(^^;

奥の製造室には、薬機法の関係で、製造に関わる決まった人以外は入ってはいけないことになっているので、窓越しに製造行程を説明します。岡山県北にも関わらず、報道関係の方がこんなにも集まっていただき、とてもとてもありがたかったです。

記者さん達、皆さんとても熱心で取材の時間が想像以上に長引いてしまい、バタバタで祝う会の会場に向かいました。


協力隊もとリーダー松尾さんの書いてくれたウェルカムボードが温かく出迎えてくれました。
百戦錬磨の松尾さんには本日の協力隊への統括指示と司会を担当してもらったので、私は安心して発表に臨むことができました。

こちらが、今回発表した「ひるぜんの石けんユキミドリシリーズ」のラベンダー、ヤマブドウ、クロモジの3種類です。
実は、この箱、製作がギリギリで発表会当日の朝にパッケージ会社さんに直に県南から届けてもらったのです。
遠方の真庭まで持ってきてくださった担当のIさん、本当に本当にありがとうございました。

石けんが映えるように美しく花を飾ってくれたのは、勝山の友人でもありプロのフラワーコーディネーターの工藤朋子さん。
石けんの写真撮影の際など、いつも素晴らしいセンスで花を生けてくれます。

工房の記者発表から持ってくるのが遅れたので、箱をご覧になれなかった方もいらっしゃったかもしれません。
蒜山三座をモチーフにした六角形の箱は宝石箱をイメージしたもので贈答品にもぴったりです。
(石けんについて詳しくは後日またブログに書きますね)

料理はこの日のために関東でイタリアンレストランを営む夫に準備してもらいました。
立食スタイルでの軽食ですが、生ハムに、トマトジュレのカプレーゼ、オマールエビのピュレが入ったプチシューや、フォアグラパテのマカロン、鴨のロースト、タコのカルパッチョ、ラザニア、牛肉ラグーのパスタなど、皆さんに喜んでいただけるように夫が何日も前からがんばって用意してくれました。

はじめの挨拶は、今回、工房を建てる土地を見つけていただいたり、工房建築を引き受けてくださった三協商建の行藤さん。
私が地域おこし協力隊で勝山担当だった頃からお雛祭りや、町並み関係のことでずっとお世話になっていて、行藤さんがいなかったら工房建築はありえなかったと思うくらい、何度も助けていただきました。

乾杯の挨拶は、ひしおの館長であり勝山ののれんを作っているひのき草木染織工房の加納さん。
情に厚くて、私と息子が勝山に来てから、嬉しいときも苦しくて泣いた時にもいつも支えてもらって、私が勝手に勝山の母と思っている素敵な女性。
加納さんの愛がこもった言葉に思わず涙腺がゆるみました。

そして、今回の石けんを開発するにあたり連携事業でお世話になった、蒜山のちいさなアロマテラピールーム ユキミドリの石賀さん。創業時に強く背中を押してもらい今回の石けん開発に至るまで本当にお世話になりました。

そして、新商品発表のプレゼンテーション。

今回の祝う会での唯一残念だった点は、私がプレゼンを報道陣向けと地元の方向けと2パターン作るつもりでいたのですが、直前にトラブルがいろいろあり、その対処に追われて、睡眠時間を削ってもどうしても時間が足りず、報道陣向けパワーポイントしか準備ができなかったこと。

本当は地元の方と関わりが多かった協力隊時代の写真をもっと入れて、感謝の気持ちを伝えるプレゼンにしたかったのですが、記者さん達向けの、商品に重きを置いたプレゼンになってしまい、私的には本当に残念でした。

あと1日準備期間があればと・・・今も悔やまれますが、きっとお世話になった皆さんに気持ちは伝わっているはず。

お昼休みに合わせていらしていただくためにやや慌ただしいスケジュールでしたが、皆さんとても楽しんでいただけて、料理も大好評で良かったです。

終わりの挨拶は、今年勝山にオープンする真庭市中央図書館の館長さんの秋田さん。
秋田さんが勝山振興局にいらした時からお世話になっていて、私が本とまちプロジェクトで絵本の読み聞かせをしていることからご縁があり、これからも本や石けん工房を通じた活動を一緒にしましょうと力強いお言葉をいただきました。

地域のお世話になった方々と友人達、建築関係の方々と、市役所、商工会、金融機関さんと報道陣の方々と、平日の昼間にも関わらず参加者60名以上。
あまりにも準備期間がなさすぎて、お世話になった皆さん全員にお声かけできなくてごめんなさい。
それでも、集まった方々、来られなかった方々が「おめでとう」と言ってくださって何度も涙が出そうになりました。

その他にホールやドリンク担当、調理補助、数カ所に及ぶ駐車場誘導係、受付や会場準備や片付けなど手伝いに駆けつけてくれた協力隊のみんなと交流定住センターの素晴らしい13名のチームプレー。
いつも仲の良いメンバーだけあって見事な人海戦術でした。
このチームがいなかったら祝う会は開催できなかった。
本当に本当にみんなありがとう(TT)

帰りの際に、お見送りで参加者の皆さんに感謝の気持ちをこめてミニ石けんをプレゼント。

13時以降は一般参加者向けの工房見学会。
私がお見送りをしている間にパートナーの美幸ちゃんが対応してくれました。
実はこの工房見学会も、スリッパを用意し忘れたことを前日に気づいて、市役所のKさんにあちこち手を尽くしてもらい当日の朝に手配してもらいました。Kさん急なお願いにも関わらず本当にありがとうございました!

そして、この祝う会だけでなく、ずっと私をサポートし続けてくれた美幸ちゃん。

彼女とは子どもの習い事を通じて知り合ったのですが、本当に運命的な出会いで、彼女がいなかったら、そもそもMATSURIKAは存在しなかったかもしれないくらいの大事なパートナーであり、かけがえのない親友です。

彼女のもの作りを極めていく直感の鋭さ、常識にとらわれない発想の豊かさと芸術的センスがなかったら、ここまで良い商品作りはできなかった。

「彩ちゃんの仕事ぶりに惚れたわ!」と言って、いつも本質を突くズバズバとした物言いで仕事をしながら大笑いさせてくれる美幸ちゃん。
きちんとお給料も出せていないのに、私をずっと陰となり日向となり支えてくれる彼女に私は感謝してもしきれない。

そして記者発表からずっとプレス対応してくださって、工房に届いたばかりの花を工房見学者のために箱から出してくれたり、片付けまでしてくれていたので、祝う会の料理をほとんど口にできなかったのに笑顔でずっと会の間、私を陰で支えてくださったPRコーディネーターの竹内さん、本当にありがとうございました。

竹内さんのお陰で効果的なプレスリリースの作り方、記者発表の重要性を身をもって体感しました。
時には厳しく、そして優しく愛のある仕事をしてくださるプロフェッショナルな竹内さんと知り合えて本当に良かったです。

こうして発表会を終えて、片付けを終えてスタッフの皆が帰った後、私がずっと首から下げていた天然石のネックレスが突然パチンと切れて石がバラバラと床に落ちました。
今回、何日も睡眠時間を削り、石けん製造と並行しながら、今までの人生になかったぐらい大変な準備期間だったので、当日私が倒れないようにずっと見えない何かが支えていてくれていたのだと直感で感じました。

そして、ここ2日くらい壊れて使いものにならない私でしたが、今もなお、MATSURIKAの小さな工房はいただいたたくさんのお花で満たされ、その香りに癒やされています。


今回の会を開催して、平日の昼間にも関わらず、招待状送付が開催日の1週間前だったのにも関わらず、大勢の方が駆けつけてくださって、私はこんなにたくさんの人に応援してもらってなんて幸せ者なんだろうと思う。

今回の自分が壊れちゃうような無茶な仕事ぶりは今後しないようにしますが(^^ゞ、
私一人じゃ到底成し得ない、多くの人達に支えられてここまで来ることができたから、ずっと感謝と誠意を忘れずにやっていきたいと、改めて襟を正すような気持ちで今日は石けんの作業を行いました。

最後に、素敵な写真を提供してくださったTさん、Fさんありがとうございます。

次回のブログに詳しく書きますが、3月26日がいよいよ石けんの発売日です。
皆さんのお手元に良い石けんをお届けできるように、またがんばっていきたいと思います。

 

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石けん製造開始と発表会準備

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